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Friday, August 03, 2012

官邸デモに参加して

原発とは暴力であるから、それを否定する脱原発運動は非暴力でなければならない。だから官邸前デモが極めて平和的であること、素晴らしいと思う。それだけに警察の市民を分断するやり方には違和感を抱く。暴力的だとすら思う。

しかし、それでも脱原発運動は非暴力・平和的な手段と雰囲気を粘り強く維持する必要がある。これは運動の根幹に関わる。それにしても、僕が知る限りずっとノンポリだった日本人が、これほどまでに政治的存在として覚醒しつつあること自体、特筆すべきではないか。

また、「人が集まる」ということをあれほど警察が警戒し「集まれなくする」のは、逆に言えば「人が集まる」ことに脅威を感じている証拠であり、デモに意味がある証拠。やはり人間は本能的に群れをなす動物なのであり、群れることで力を発揮する。変な話、僕らは「いかに群れるか」を考えるべき。

そして、今回デモに参加して感じたのは、日本人は元々「群れること」に長けているということだ。強力なリーダーがないなか秩序を保つためには、互いが互いの動きを参照しながら自らの動きを微細に調節していく必要があるが、それは満員電車もサバイブできる日本人のお家芸。決して皮肉ではなく。

この「群れることに長けている」という気質は、下手をするとファシズムの基盤にもなり注意も必要だが、脱原発という目標に向かって集団で恊働するには必要な気質でもある。運動の成否は、この気質をいかに平和的に発揮し、ファシズムに陥ることなく持続できるかということなのではないか。

(ツイッターでのつぶやきをまとめました)

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